イスラム文化ナビゲーターるかいやのブログ

日本人ムスリム(イスラム教徒)が、ムスリムにも非ムスリムにも役に立つかもしれないあれやこれや。

「とくちゃん」という人。アル中親、割れた窓ガラス、14歳でホームレス、そしてもうすぐ目標の年収2000万越え。

「渡部和光のインド珍道中シェア会」というイベントに行ってきました。

 

ameblo.jp

 

正直、インドの話なんか、全然興味なかったのです。

バッグパッカーがみんな行くよね。
んで、人生観変わった!とか言う。

混沌、
何でもあり、
そんでもって、死体見てきて、「人生は、、、」とか語り出す。

定番中の定番。

「おいおい学生、まず働いてっから言ってくれ。」とか狭量にも思ってしまう。


イスラムなんか、みんなで死体お風呂で洗って、死装束着せて、埋葬の準備すんだぞ。死体普通に見慣れてんで。


などなど思うところがあったので、すぐには申し込まなかったこのイベント。

けれども、「あの」とくちゃんに会ってみたくて。行きました。

凄まじい過去から這い上がった人、とくちゃん。

 

アル中の父親。
いつも割れている窓ガラス。
鼻も、肋骨も折れ、鼓膜も破られている母親。
毎日の暴力、恫喝。
遊びも、おもちゃも、部活も、禁じられ、脚に障害が残るほど正座させられ、唾を吐きかけられる日々。
自殺を図ろうとし、他者を殺そうとし、とくちゃんまでも殺そうとする父親。
14歳で家出、15歳から完全に一人で生きている。
しかし人間関係が築けず、自己を肯定できず、110職以上を転々とする。
15歳から17歳で255万円稼ぐが、後に引きこもり始める。
鬱になる、悪夢を見る、毎日の金縛り、自殺を繰り返すが死ねず、死刑になりたいためだけに無差別殺人をも考える。

こうして書いているだけで、ツラくなる、人生。

けれども、とくちゃん、偉かったね。

思いとどまった。こう考えて。

 

自分が殺そうとしている人も、もしかしたら自分と同じぐらい大変な人生を生きてきた人かもしれない。


今度は、殺してもいいぐらいの、悪そうな奴らを殺そうとした。でも思いとどまった。

 

あいつらも、もしかしたら自分と同じぐらい悲惨な人生を生きてきた人かもしれない。

そして、自分の父親を殺そうとした。

そして

思いとどまった。

17歳だから死刑にならないかもしれない。じゃあ前科者の人生送るのか。

 

とくちゃん、賢かったね。

神々しいよ。

とくちゃんは、それから自分の人生を自分で切り開きました。

本当に、血と涙をいっぱい流しながら、その両手で、よれよれになりながら、切り開いた。

今40歳。

たった10年前まで、100円マックが買えなかった人。

32歳まで、友達が一人もいなかった人。

今では、月収200万の月もあるという。

成功したら行こうと決めていた海外旅行。

それがインド。

興味がないと言っていた、インド話。おもしろかったです。

旅慣れていない、とくちゃん話もおもしろかった。

とくちゃん:  電車が半日ぐらい遅れたんです。(かなり憤ってる)
私(心の中ね):ふつーや。

とくちゃん:  空港の両替所も信用できないんです。
私(心の中ね):ふつーふつー。

とくちゃん:  シーツに気づかず、私だけシーツ使わなかったんです。
私(心の中ね):あかん!とくちゃん、シーツ使わな、いっぺんでシラミうつんで!

今は、自分を世界で一番尊敬している、と明るく、逞しく、言い切るとくちゃんのファンになりました。

 

こんなとくちゃんのコーチングも、素晴らしいに違いないと思います。

 

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とっても爽やかハンサムさんでした。